ゲームクリエイターの平均年収は安い？収入を上げるための方法も解説

ゲーム好きなら一度は興味を持つ職種、ゲームクリエイター。ゲームの企画や制作に携わることができる魅力的な職種です。とはいえ、ネット上では給料が安いという声もあり、実際どうなのか気になっている人も多いはず。本記事では、ゲームクリエイターの平均年収が安いのか高いのかや、年収を上げる方法などについて解説します。

目次

• ゲームクリエイターとは？仕事内容は？
• ゲームクリエイターの平均年収は？
• ゲームクリエイターが年収を上げるには？
• まとめ

ゲームクリエイターとは？仕事内容は？

ゲームクリエイターとは、ゲームの企画や制作、開発に携わる職種全般のことを言います。ゲームデザイナー・ゲームプランナー・ゲームプログラマー・ゲームプロデューサー・ゲームディレクターなど、さまざまな職種を総称したものです。

ゲームプロデューサーやディレクターが上流で企画やコンセプト設計、人員配置などを行い、デザイナーやプログラマーなどの制作職が実際のゲーム制作を担います。

ゲーム業界は成長し続けているため、どの職種もニーズは高いのが特徴です。昔からあるコンシューマーゲームはもちろん、最近ではソーシャルゲームやクラウドゲームが大きく発展しています。今後も成長が見込まれている市場です。

ゲームクリエイターの平均年収は？

ゲームクリエイターは、職種によって平均年収が異なります。求人ボックスなどの人材系サイトによると、以下がおおよその平均と言えそうです。

・ゲームディレクター：400万円〜600万円
・ゲームプロデューサー：600万円〜700万円
・ゲームプランナー：350万円〜400万円
・ゲームプログラマー：400万円〜500万円
・ゲームデザイナー：350万円〜400万円

厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査からわかる全体の平均年収455万円と比較すると、ディレクター職やプロデューサー職は高めと言えるものの、それ以外の制作職種はやや低めか同等程度であることが多いと言えるでしょう。

所属する企業の規模や経験年数、年齢、スキルなどによって大幅に異なるので、あくまでも目安としてとらえてください。例えば大手ゲーム会社のスクウェア・エニックスでは、平均年収が1000万円を越えています。また、バンダイナムコや任天堂などでも800万円〜900万円台と高めなのが特徴です。

ゲームクリエイターが年収を上げるには？

ゲームクリエイターが年収を上げるためにできる方法を、以下で3つ解説します。

より待遇のいい会社へ転職する

前項でも触れたとおり、会社によって待遇や給与は大幅に異なります。現在勤めている会社の待遇に満足できない場合は、より待遇のよい会社を探して転職するのがおすすめです。

提示される給与金額が同じでも、手当が充実していたり、残業代がしっかり支給されたりすれば、結果的にもらえる額が上がることもあります。

もちろん、一般的には提示される給料が高ければ高いほど責任の範囲が広かったり、必要なスキルが多かったりと、就職難易度は上がるのが特徴です。特に先述したスクウェア・エニックスのような大企業だと、求められる要件はかなり高くなるでしょう。

自分のスキルと要件を照らし合わせ、その範囲で可能な限り待遇のいい会社を探してみてください。

ディレクターやプロデューサーを目指す

ゲームプランナーやデザイナーなどの制作職であれば、ディレクターやプロデューサーなどの職種を目指すのも手です。ポストが少なく、マネジメントなど管理系の仕事も含まれてくるため、誰しもがなれるものではありません。

それゆえ、ディレクターやプロデューサーはベースの給与が高い傾向にあります。大手企業や有名企業への転職時にも、スキルが高ければ、大幅に給与を上げてもらうことが可能に。

ディレクターであれば制作現場を牽引し、プロジェクトを滞りなく進めていく力が必要です。プロデューサーであれば、さらにその上の事業を監督する立場なので、より一層経営視点で物事を考えるようなハイレベルなスキルが必要とされます。

ずっとゲーム業界で活躍しながら年収を上げたいと考えている場合は、ディレクターやプロデューサーを目指してみるのがおすすめです。

フリーランスとして独立する

フリーランスとして独立し、案件を複数かけもちして収入を積み上げていくのもおすすめ。特に制作職の道を極めて行きたい方にはフリーランスが向いているでしょう。

ディレクターやプロデューサーは比較的給与水準が高いものの管理系の仕事が多く、実際に手を動かす仕事は少なくなってしまいます。ゲームを作ることが楽しいという人にとっては、やりがいを感じづらい仕事かもしれません。

一方フリーランスであれば、条件のいい案件を複数効率よくこなすことで、収入を上げることが可能。制作スピードとクオリティを上げることが、年収アップに直結します。

フリーランスとして仕事を探すことに不安を覚える方も多いと思いますがｍ最近ではフリーランスエージェントのサービスが充実しているので、登録して面談をすれば自分の条件にあった仕事を多数紹介してもらうことができます。

自己管理が徹底できなければうまくいかない働き方ですが、自律心を持ってうまく軌道にのせることができれば、収入を大きく上げていくことも夢ではありません。働く場所や時間も自由なので、自分に合っていそうだと思う人は候補に入れてみてください。

まとめ

ゲームクリエイターは、職種によって年収がそれぞれ異なることがわかりました。とはいえ、上流職種を目指せば、全体の平均年収より上を目指していくことが可能です。ゲームクリエイターにあこがれている人は、ぜひ本記事を参考に検討してみてくださいね。