グラフィックデザイナー案件の単価相場はどのくらい?平均費用や料金を紹介!
グラフィックデザインを依頼したいけど、どのくらいが費用の相場なのか分からないと悩んでいる人も多いはず。またフリーランスとしてグラフィックデザイナーをしている方にとっても、どのような単価設定がよいのか悩ましいところでしょう。そこで今回は、グラフィックデザインを依頼する際の単価相場について解説します。費用の見積もりや単価の設定に役立ててください。
目次
グラフィックデザインの依頼にかかる費用の内訳
グラフィックデザインを依頼するときは、主にデザイン費・印刷費・プランニング費の3つが発生します。印刷費は印刷会社に別途依頼することもありますが、グラフィックデザイナーがセットで印刷まで行っていることも多いのが特徴です。
ざっくりと費用を計算する前に、まずは工程ごとにどれくらいの費用がかかるのかを把握するようにしましょう。以下では、グラフィックデザインの依頼手順と各工程にかかる費用を解説します。フリーランスとしてグラフィックデザイン案件を受注している方も改めて確認しておきましょう。
グラフィックデザインの依頼手順
グラフィックデザインを依頼するときは、以下の手順で行います。
・見積もりを依頼
・正式に依頼(契約締結)
・デザインのすり合わせ
・プランニング
・デザイン制作開始
・修正(必要に応じて)
・納品
見積もりをとる際は、複数の制作会社やデザイン事務所に依頼するようにしましょう。費用の比較はもちろん、対応の丁寧さやスピード、作りたいデザインのテイストが合っているかなど複数観点で確認するようにしてください。
料金が安いだけで選ぶと、アウトプットのクオリティが低かったり、対応が雑であったりと結果的に損をすることになるかもしれません。そのような意味でも、複数の会社を比較し適正な料金で請け負ってくれるところを選ぶとよいでしょう。
グラフィックデザインの単価相場は?一例を紹介!
それでは、グラフィックデザインを依頼するときの単価相場を解説します。
プランニング費は1万円~15万円が目安
プランニング費用は相談する内容やかかる時間によって大きく異なります。そのためあくまでも目安となりますが、1万円~15万円が単価の目安と言えるでしょう。トータル制作費の10%~20%という設定をしている会社もあるので、料金体系については事前に確認が必要です。
クラウドソーシングサービスなど個人で請け負っているものを見てみると、1時間あたり4000円以上で単価設定している人が多くいました。企業や個人事務所を構えているデザイナーに依頼するよりは安く済むことが多いでしょう。
デザイン費は物によってまちまち
デザイン費は、何をデザインしてもらうかによってかなり幅があります。例えば名刺のような比較的規模が小さめのもので、特別なイラストなどがなければ数千円ですむことも。企業やお店のサービスロゴなど、創作性の高いものだと10万円以上かかることもあります。既成の素材を別途用意する場合はもう少し安くすむのが一般的です。
デザイン費において注意したい重要なことは、一口に「チラシ」と言ってもどんな内容にするかによって単価が大きく異なるということ。大きなチラシを作ってもらうとしても、中のデザインが文字中心でイラストなどがなければ安くすみます。
反対に、店頭に置いておくようなポストカードくらいのサイズのチラシであっても、オリジナルのキャラクターを描いてのせたり、顧客の気を惹きつけるようなコピーをのせたりすると高額になります。
このように、デザイン費用は作るものによって大きく変動するため、単価相場はあってないようなもの。基本的には制作にかかる時間が直接費用に跳ね返ってくるので、意匠をこらしたものほど単価が高くなることは念頭においておきましょう。
修正費も確認が必要
デザインは初稿で終えることはなく、ほとんどの場合に修正作業が発生します。細かい調整であれば、無料でやってくれるケースもありますが、基本的には料金がかかると考えておいてください。
一般的にはデザイン費の20%~40%で単価設定されていることが多いため、何度も修正依頼をすると費用がかさんでしまいます。修正が重なると納期が伸びてしまい、デザイナーのモチベーションも下がってしまうため、極力要件を伝える段階で具体的なイメージを共有するようにしましょう。
印刷費は別途印刷会社に依頼したほうが安い
デザインから印刷まで一気通貫で担ってくれることも多いですが、費用を抑えたい場合は安い印刷会社を探し、印刷工程を分けたほうがいいでしょう。ディレクション料のようなかたちで、印刷料金に上乗せされてしまうことがほとんどなので、セットになっていない限り自分で別途依頼することをおすすめします。
もちろん、印刷会社の選定ややり取りにも時間を取られてしまうので、グラフィックデザイナーやデザイン事務所に任せてしまうのも手です。費用とかかる時間のバランスを考えて選ぶのがよいでしょう。
その他にかかる費用はある?
それ以外にかかる可能性のある費用としては、キャッチコピー制作費用や写真撮影費用、二次使用を目的に買い取る場合の購入費などが考えられます。
依頼したデザインにキャッチコピーを入れてほしい場合にそれも依頼すると、キャッチコピーを考えて制作する費用が上乗せになることがほとんど。また、フライヤーやポスター、チラシなどにオリジナルの写真を挿入する場合、撮影をデザイナーに依頼すればそれも上乗せになります。
グラフィックデザイナーが制作したものを二次使用したいのであれば、デザインを購入する必要がありますが、これにはデザイン費の3倍以上の費用が必要になることが多いようです。細々とした費用についてはあとから発生する可能性もあるので、事前にしっかりすり合わせて契約書に記載しておきましょう。
フリーランスグラフィックデザイナーの単価設定
フリーランスのグラフィックデザイナーが単価を設定する場合は、デザイン事務所の単価より1~2割程度安く設定するのがコツです。企業の単価には間接部門の人件費など、さまざまな費用が乗っているため、フリーランスはその分を差し引いた単価設定にするのがおすすめ。
もちろん、実力や実績がある場合はその限りではありませんが、単価設定をする際のひとつの方法として参考にしてみてください。
企業の単価相場を目安にする方法もありますが、時給ベースで単価を設定する方法もあります。時給の設定は実力に応じて設定する必要がありますが、実績や経験がない場合は1500円~2000円前後、ある程度実績がある場合は3000円以上がひとつの目安になるでしょう。
まとめ
グラフィックデザインを依頼するときの相場やポイントについて解説しました。何事にも言えることですが、有名な人に依頼したり、高度なデザインや時間のかかるデザインを依頼したりすると相場より高くなることは必至です。相場と明らかにかけ離れた費用になっていないかどうか知るためにも、複数のデザイナーから相見積もりをとるようにしましょう。
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