レコーディングエンジニアの年収は?フリーランスのほうが稼げる?

レコーディングエンジニアの年収は?フリーランスのほうが稼げる?

アーティストの音楽をより良いサウンドに仕上げるレコーディングエンジニア。音楽好きにとっては憧れの仕事のひとつです。とはいえ、レコーディングエンジニアになるのは難しいイメージがあったり、あまり稼げないイメージがあったりと、目指している人にとっては不安になる要素がたくさんありますよね。本記事では、レコーディングエンジニアになる方法や、年収などについて解説します。

目次

レコーディングエンジニアとは?仕事内容は?

レコーディングエンジニアとは、歌手やアーティストがスタジオでレコーディングした音楽を、より良いものに仕上げる職種のことを言います。

レコーディング中に音響を担当し、機器を調整しながらバランスを考え、ベストな状態に仕上げるのが仕事です。ミキサーや音響エンジニアと呼ばれることもあります。

ボーカルや各楽器の音をそれぞれ別で複数回に渡ってレコーディングし、各サウンドを調整してひとつの音楽にするため、1作品作り上げるのに時間を要することが多いのが特徴です。消費者の手元に届くCDなどの大元になる仕事を担っているので、音楽制作の要とも言えるでしょう。

レコーディングエンジニアについては下記の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:レコーディングエンジニアの仕事内容から案件提案まで

レコーディングエンジニアの年収は?

求人ボックスやdodaなどによると、レコーディングエンジニアの年収は350万円〜500万円程度であることが多いようです。大手レコード会社で経験を積んでいる人だと、800万円以上など高額をもらっていることも。レコーディングエンジニアは出来高制であることが多いため、人によって大幅に異なるのが特徴でもあります。

また、下積みが重要とも言えるレコーディングエンジニアは、未経験の場合は初任給があまり高くない傾向にあり、20万円を下回ることが多いようです。未経験であれば、まずはアシスタントから始まることがほとんどなので、コツコツ下積みをして経験を積み、ひとり立ちできれば年収も上げていけるでしょう。

大手レコード会社になると、金額面以外の待遇が優れていたり、各種手当が充実していたりと、ほかの恩恵が受けられることが多いのも特徴です。とはいえ、一概に会社の大きさでは決まらないので、あくまでも参考程度にとどめてください。

多忙で割に合わない?忍耐力が必要なレコーディングエンジニア

レコーディングエンジニアの仕事は、多忙で生活が不規則になりがちだと言われています。さまざまな有名アーテイストと関わったり、自分の作品が世に出たりと、音楽好きにとってはやりがいがたくさんある一方で、かなり忍耐力が必要な仕事です。

まず下積みの期間が長く、先輩エンジニアの下で雑用とも取れるようなアシスタント業務をやる日々がひたすら続きます。荷物運びや機材のセット、アーティストの日程調整など、音楽とは直接関係ない雑務がたくさんあるでしょう。

また、レコーディングが深夜まで伸びる日も多く、生活が不規則になって体調を崩す人も少なくありません。基本的にスケジュールはアーティストが優先なので、休みが確保されているわけでもなく、場合によっては連日働き詰めになることも。

ひとり立ちする前に挫折してしまう人も多いので、レコーディングエンジニアを目指すなら強い忍耐力を持って挑む必要があると言えます。

レコーディングエンジニアはフリーランスのほうが稼げる?

レコーディングエンジニアのなかには、ある程度現場でスキルを積み、フリーランスとして独立する人もいます。たくさん稼げるかどうかはまさに自分のセンスや実力次第。アーティストに気に入られたり、センスが合うと思われたりすると、ずっと指名してもらえることもあります。

有名アーティストから継続的に仕事を受けることができると、フリーランスとして独立していても食べていけるどころか、一気に収入が跳ね上がることも。一度の仕事で数十万円もらえることもあるようです。

うまくいけばフリーランスのほうが稼げることが多いですが、出来高制である以上収入が安定しないのは間違いありません。

また、近年ではDTMや音楽制作ソフトが非常に進化したことや、ネットが発展したことにより音楽業界全体が低迷しているため、レコーディングエンジニアの需要も減少傾向にあります。

そんななかでフリーランスとして稼ぎ続けていくのは難しいのも現実です。各社1曲にかける制作予算を下げていることがほとんどなので、よっぽど売れっ子にならない限り、本業だけでたくさん稼ぐのは難しいと言えるでしょう。

レコーディングエンジニアの将来性は?

レコーディングエンジニアが、職種として将来性がなくなる可能性は低いと考えられるでしょう。先述したとおり、音楽業界は全体的に不況です。予算のカットや人員削減などが行われているため、レコーディングエンジニアの需要も減っていると考えられるでしょう。

とはいえ、職種としてなくなる可能性が高いかというと、それはまた別の話です。今後AIの参入によってさまざまな職種が消えていくと予測されていますが、レコーディングエンジニアはクリエイティブな職種です。

人の感性が重要な仕事なので、AIが取って代わることは難しいでしょう。また、アーティストやディレクターなどと密にコミュニケーションを取りながら時間をかけて1つの作品を生み出していくため、地道な工程も必要。今後AIが発達し、レコーディングエンジニアに取って代わることができたとしても、まだまだ先の話だと考えていいでしょう。

音楽業界は不況ですが、ゲーム業界にも活躍の場はあります。ゲーム業界は右肩上がりで成長を続けている市場なので、ゲームサウンドの方にシフトしていくのもひとつの手でしょう。

まとめ

活躍次第では大きく稼ぐことができるレコーディングエンジニアですが、その数はほんの一握り。とはいえ、レコーディングエンジニアという仕事に熱い思いや夢を持っている人は、ぜひ一度勝負してみるべきです。最近では個人でもSNSを通して活動することができる時代になったので、自分に合った方法で始めてみてくださいね。

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