Qマークアップとはなんですか?どのような作業内容なのか教えてください。
HTMLにおいて大切な作業の「マークアップ」をご紹介しています。マークアップエンジニアとして活躍するためのスキルや業務のポイントも併せて解説しているのでチェックしましょう。
知っておきたいマークアップの全容
◆マークアップとは
簡潔に言うとマークを付けることです。
機械は人間の言語を理解することはできませんが、プレーンテキストにタグと呼ばれる囲まれたマークをつけることによって文書の構造が認識できるようになります。
細かく言えば、書体や修飾などの情報を表現し、文書の各要素に目印を与えていくのがマークアップです。
中には、見出しや段落といった通常の文書で当たり前にある要素のみならず、ハイパーリンクのアンカーのようなハイパーテキスト独自の要素でも、マークアップによって認識できるようになります。
ちなみに、インターネットのWebページで用いられているHTMLはマークアップ言語です。
◆マークアップする仕事
マークアップエンジニアという職種があります。
この職種は、Web制作関連に関わるもので、制作コンテンツの内容を把握しながらHTMLやCSSによるマークアップや画像の配置・レイアウト設計・タグ付けなどを行っていく業務です。
ユーザー視点での利便性の高さに加え、目的達成のスムーズさやSEO対策など様々な面を考慮しながら作業を進めるため、自身のスキルを存分に発揮できるやりがいを感じやすい業務といえます。
◆マークアップの他用途
マークアップ言語はテキスト文書に関するものとして誕生したのですが、ベクターグラフィックス、Webサービス、ウェブシンジケーション、セマンティック・ウェブ、ユーザーインタフェースなど様々な分野において用いられることが増えており、このほとんどはXMLのアプリケーションです。XMLを用いることで、XHTML+SMIL やXHTML+MathML+SVGのように複数のマークアップ言語を合成できます。
マークアップエンジニアは広範な視野が求められます
◆マークアップエンジニアの仕事とは
主にHTMLの作成ですが、そのほかにも幅広い視野を持って取り組む業務が多数ある魅力的なお仕事です。
マークアップエンジニアの業務の流れについてご紹介します。
・発注要件を受ける
まずは依頼を受けることから始まります。クライアントから受けた依頼を手がけるのですが、企画やサービスの本質を汲み取り、それをイメージして設計するスキルが求められます。
・発注要件をベースに、制作するコンテンツの内容を把握
Webデザイナーからあがってきた仕様書に基づき、HTMLやCSSを用いて内容をWebサイトで閲覧できるようマークアップしていきます。
本文の内容のみならず見出しやリンク、引用など、ユーザー目線に立った見やすさを実現できる構造にしていくことが大切です。
・HTML、CSSでのマークアップ
W3Cの規格やコーディングの正確な知識を習得し、HTML・CSSを正しく用いたコーディング作業を行うことが大切です。
業務では、デザイン性とユーザビリティのバランスを図ることが大切です。
Webコンテンツを統合的にデザインしていき、検索エンジンの最適化やアクセシビリティを意識した幅広い視野で業務に取り組む必要があります。
活躍するために持っておきたいスキル
◆求められるスキルは広範
マークアップエンジニアは幅広い業務を行う分、持っておくべきスキルも多岐に渡ります。その中でも大切なスキルをご紹介します。
・案件ごとに適したコーディング
案件によっては、スピーディに作業を進めなくてはならないもの、内容を重視したものなど様々です。そのデザインのテイストに応じたコーディングを行うことが大切です。
・HTML5やCSS3などの知識や既存バグへの対応
HTMLでのコーディングやCSS3の設計などを行う業務のため、HTML、CSSの知識を身につけておくことは基本です。 また、バグが発生した際に原因や対処法を判断することも求められるため、体系的なコーディングの知識を身につけておく必要があります。
・プログラミングの基礎知識
JavaScriptやPHPの基礎知識があることで、効率よくプログラマーと連携をとることができます。この分野の知識があれば、プロダクトにより良い効果がもたらされると言われており、Webサイト構築におけるポイントのひとつです。
・デザインに関する知識やユーザビリティ
ユーザーにとっての利便性が高く、Webサイトを閲覧しやすい状態に仕上げることが求められます。ユーザビリティだけではなく、アクセシビリティにも目を向けた制作が注目されており、あらゆる人が利用できるようなWebサイトを構築するマークアップスキルが求められます。
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