サウンドクリエイターはなぜつらい?大変な上に儲からない?
音楽好きにとっては天職とも言えるサウンドクリエイター。憧れのゲーム会社に勤めて、数々のサウンドを生み出したいと考えている人も少なくないですよね。とはいえ、ネット上ではサウンドクリエイターの仕事がつらいという声もあり、目指している人にとっては気になるところ。
本記事では、サウンドクリエイターがつらいと言われる理由や、やめておいたほうがいいのかなどについて解説します。
目次
サウンドクリエイターってどんな仕事?
サウンドクリエイターとは、映画のサウンドトラックやゲームで使われる効果音やBGM、テーマ曲などあらゆるサウンドを作る職業のことを言います。クライアントやプロデューサー、ディレクターなどと企画の方向性やコンセプトをすり合わせた上で、テーマにあったサウンドを作り上げていく仕事です。
サウンドクリエイターと作曲家は別物で、サウンドクリエイターはコンピュータを使って音楽をプログラムへ変換する作業を行うこともあります。場合によっては、作曲家がサウンドを作り、それをサウンドクリエイターがコンピューターで変換するという分業制をとることも。
サウンドクリエイターの詳しい仕事内容については、以下の記事でも説明しています。ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:サウンドクリエイターになるには?仕事内容から案件提案まで
サウンドクリエイターがつらいと言われる理由は?
音楽作りが好きな人には楽しそうに見えるサウンドクリエイターですが、どのようなところがつらいのでしょうか。サウンドクリエイターが大変な理由について解説します。
納期に追われて多忙。長時間労働が常態化
サウンドクリエイターの仕事は、納期ありきのことが多いため、多忙なのが特徴です。また、案件を複数抱えていることがほとんどなので、常に納期に追われることが多いのも大変なところでしょう。
クライアントによっては無理な納期で依頼してくることもありますし、納期ギリギリなのに何度も修正を依頼されることも。クライアントワークがほとんどなので、どうしても多忙な日々が続いてしまうのは仕方なさそうです。
また納得のいく音楽がすぐに作れることもあれば、そうでないこともあります。いいアイデアが浮かばず、悩んでしまうことも長時間労働になりがちな理由のひとつでしょう。
自分の好きなサウンドにできない。クライアントや企画の意向が優先
企画ベースでサウンドを作るのが仕事なので、もちろん自分好みのサウンドばかりが作れるわけではありません。仕事だからと割り切るべきではありますが、どうしても自分好みでないものばかり作り続けることを苦に感じてしまう人も多いものです。
自分がいいと思ったサウンドでも、意向やテーマに合わなければもちろん却下されてしまいます。それが重なり、ストレスに感じてつらいと思ってしまう人も多いようです。
報酬相場が低い。プロでなくてもサウンドが作れる時代になってしまった
今では、DTMや音楽制作ソフトが進化しており、プロでなくても簡単にサウンドが作れる時代になりました。それに伴ってサウンドクリエイターの需要も下降傾向にあり、フリーランスは特にその影響を受けています。フリーランスのサウンドクリエイターは、本業だけではなかなか食べていけないことが多く、ほかの仕事を掛け持ちしている人も多いようです。
会社員の場合でも、サウンド作りにそれほど予算をもらえないことが多いため、外注すべき箇所でも外注ができず、ひとりで膨大な範囲の作業をしなければいけないことも。やることは多いのに報酬や給与が低く、続けていくのがつらいと感じている人が多いのだと考えられます。
センスが合わず認めてもらえない
特に会社員で多いのが、自分のセンスが認めてもらえず、なかなか昇進や昇給を認めてもらえないこと。
上司とセンスが合わなければ、あまり多くの現場で使ってもらえないこともあるでしょう。クリエイティブの世界には正解がないため、どれだけ自分が素晴らしいと思うサウンドを作っても、センスが合わなければ評価はされません。
自分のセンスを否定される上に、給与も上がらないとなるとつらいと感じてもおかしくありませんね。
先が見えない。キャリアパスが描きづらい
サウンドクリエイターは、キャリアパスが描きづらいという特徴もあります。専門的な仕事が故に、いまの経験やスキルだけを活かして違う職種に転職するのが難しいのです。
自分の手掛けた作品が有名になり、生活に困らないほど仕事をもらい続けることができるような人は稀なので、先が見えず思い悩んでしまう人が多いのだと考えられます。
ただでさえ年齢を重ねるにつれて転職はしづらくなるので、サウンドクリエイターが自分には合わないと感じているのであれば、早いうちにやめてしまうのが得策かもしれません。
サウンドクリエイターを目指すのはやめたほうがいい?
ここまで、サウンドクリエイターのつらみを解説してきたとおり、一生安定して続けていける可能性が高い職種とは言いづらいのが現実でしょう。
サウンドクリエイターの仕事は、求人数としてもあまり多くありません。そもそも狭き門な上に、なれたからと言って安泰というわけでもないのが特徴です。
とはいえ、本当にサウンドクリエイターになりたいという強い気持ちがあるのであれば、もちろん挑戦してみるべきです。確かに長時間労働や安月給という特徴が目立つ職種ではありますが、何事も一度挑戦してみないと自分に合うかどうかはわかりません。
近年市場が伸びているゲーム制作会社でもサウンドクリエイターは募集されているので、ぜひ一度要件などを確認してみてください。
まとめ
厳しいことの多いサウンドクリエイターですが、仕事のつらさはどれでも似たりよったり。本当にサウンドクリエイターとして挑戦したいと思うなら、一度挑戦してみるべきです。興味のある人は、本記事を参考に情報収集を始めてみてくださいね。
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