CGデザイナーの仕事内容・平均年収・必要な資格やスキルなどを解説します。また、向いている人の特徴やキャリアパス、将来性についても詳しく書いているので、これからCGデザイナーを目指す人はぜひ参考にしてください。
目次
1. CGデザイナーの主な仕事内容
2. CGデザイナーの求人・案件について
3. CGデザイナーの資格
4. CGデザイナーになるには
5. CGデザイナーに向いている人
6. CGデザイナーの需要・将来性
7. CGデザイナーのキャリアパス
8. フリーランスのCGデザイナーとして働くには
1. CGデザイナーの主な仕事内容
2Dや3Dなど、制作するグラフィクスに合わせてスキルが異なる
CGデザイナーは、コンピュータと専門ソフトを用いて様々なグラフィックスを作成する職業です。CGデザイナーが活躍する場所は映画、アニメ、ゲームなど多岐に渡ります。CGデザイナーが制作するグラフィックスには、大別すると2D、3Dとあり、その違いは制作物だけでなく、使用するソフトにも表れます。2Dデザイナーは各職種ごとにゲーム内のキャラクターデザインや背景、UIを手がけることが主で、llustratorやPhotoshopを始めとするソフトを扱えることが必要です。一方3Dデザイナーは、モーション、モデリング、エフェクト作成などを手がけ、Maya、3dsMaxなどの3DCG制作専門ソフトを自在に使いこなせるスキルが求められます。
2. CGデザイナーの求人・案件について
CGデザイナー向けの案件は現状、2D・3D問わず、コンシューマーゲームよりソーシャルゲーム関連の求人・案件の方が多いです。ゲーム系2Dデザインの領域では様々な作業があり、キャラクターデザイン、背景、UI等多岐に渡りますので、自身のCGクリエイターとしてのスキルとマッチする仕事や案件選びが大切です。一方で、3Dデザイナーはゲーム業界・映像業界双方で需要があります。ゲーム系3Dデザイナーの間ではモデリング、モーション、CGエフェクト等の仕事を複数のクリエイターたちで分業体制をとり制作することが多いです。そして、映像業界では各工程をトータルで対応するジェネラリストが求められることが多いイメージです。3DCG制作の際にはMayaまたは3ds Maxを導入するケースが大半ですが、ソーシャルゲームとコンシューマーゲーム、ゲームと映像でも制作工程が異なりますので、自身のスキルやキャリアプランに応じた案件の特性を理解しておく必要があります。
3. CGデザイナーの資格
CGデザイナーが持っておくと役立つ資格としてご紹介したいのは、「CG検定」です。CGデザイナーになるための必須資格ではありませんが、知識量や経験がものを言うこの職種では、それを証明できるものがあれば有利に働きます。また、自身が成長するために勉強し、資格を取得することで身につけられます。また、PhotoshopやIllustratorの認定試験も自身のスキルを証明する手段になるため、取得していると有利です。さらに、デザインに関連して「色彩検定」を取得することをおすすめします。色についての基礎知識を得ることで、CGデザイナーとしてのデザイン性がより豊かになるでしょう。
関連記事:CGデザイナーの資格について
4. CGデザイナーになるには
CGデザイナーになるには、芸術大学や専門学校に通ってから就職を決める人が多いようです。空間の構成や専門的な技術を身につけるためにも、基礎がしっかりとした学習ができる場所として最適だといえるでしょう。
独学でCGやデザインについて学び、CGデザイナーを目指す方も見受けられます。卒業証書や資格認定証など、自分のスキルを証明できるものがない場合は、独学で作成した作品をアピールできるように作品集などをまとめておくのも良いかもしれません。
CGデザインの流行りは移り変わりが早いもの。トレンドとクライアントのニーズにマッチしたデザインができるように、常にアンテナを張っておきましょう。
関連記事:CGデザイナーになるには
5. CGデザイナーに向いている人
CGデザイナーに向いている資質としては、以下の3つのポイントが挙げられます。
気力、体力が充実している方
CGデザイナーは、納期が近づくと激務になることも多い職種であり、時には帰宅してゆっくり休めない場合もあります。加えて、デスクワークのため体力が落ちがちになるので、もともと体力に自信があったり、運動の習慣がある方は適性があると言えるでしょう。
また、度重なる修正や納期前の追い込みに負けない精神力も要求されるため、心身ともにタフな方に向いています。
黙々と作業するのが好きな方
根気や集中力に自信があり、ひたすらに黙々と業務に取り組むのが好きな方も、CGデザイナーとしての適性があります。同じような作業を延々と繰り返すような地道な作業も多いため、こういった作業がむしろ好きだという方は向いていると言えるでしょう。
常に新しい知識を吸収しようとする姿勢がある方
最後に、勉強熱心であることは、CGデザイナーにとって非常に重要な資質です。技術の躍進は目覚しく、新しい技術が次々と生み出され、トレンドが日々移り変わっています。日ごろからアンテナを張り、技術や表現方法の習得に積極的になれる方は適性があります。
6. CGデザイナーの需要・将来性
CGデザイナーが活躍する領域として一番に思い浮かぶのは、ゲーム業界ではないでしょうか。近年では、スマートフォンやパソコン向けのオンラインゲーム制作現場での需要が、特に高まっているようです。IT技術の進歩が目まぐるしい現代では、Webサイト制作や新時代のエンターテイメントに期待を持っているユーザーも多くいます。それに伴い、CGデザイナーの求人・案件数も上昇すると考えられるため、同職種の将来性は高いと言えるでしょう。
CGデザイナーは、CGの技術とデザインの知識の両方を必要とする専門性の高い職種であり、人材は慢性的に不足している傾向にあります。しかし、所属する会社や立場によっては年収の差が大きく開くため、高い年収を望むなら、会社選びを慎重に行うほか、スキルアップのための勉強は欠かさないようにしましょう。
また、CGデザイナーとしてある程度経験を積んだ方は、フリーランスに転向できることもあります。フリーランスとして、良質かつオリジナリティのある仕事ができれば、自身をブランド化し、さらなる収入アップを目指すことも可能です。
7. CGデザイナーのキャリアパス
CGデザイナーのキャリアパスとして、アートディレクターやフリーランスが挙げられます。
アートディレクターは、書籍の表紙やポスター、CMなどのデザイン制作において、進行管理を担う職種です。クライアントとの打ち合わせでデザインを提案したり、イラストレーターやコピーライターといったクリエイターの進捗状況を確認したりします。アートディレクターとして働く際は、デザイナー経験のほか、企画力やプレゼンテーション能力、スケジュール管理能力などが求められるでしょう。
フリーランスのCGデザイナーとして活動するなら、独立前に人脈を築くことが大切。フリーランスは基本的に自分で営業しなければならず、受注した案件の数や報酬によって収入が増減するからです。会社員時代の同僚やデザイナー向けのセミナーで知り合った人などと信頼関係を築けていれば、フリーランスになった際に依頼してもらえる可能性があります。人脈に不安があるなら、フリーランス向けのエージェントを活用するのも一つの方法です。エージェントはスキル・経験に合う案件の提案や営業、契約更新業務の代行などを行うため、安心して業務に専念できると考えられます。
8. フリーランスのCGデザイナーとして働くには
フリーランス(個人事業主)のCGデザイナーとして働く際は、基本的には実務経験が求められます。企業側はフリーランスに即戦力となることを期待しているため、CGデザイナー未経験の方は、まずは正社員や派遣社員、契約社員として経験を積むのが無難です。
フリーランスを目指す際に気をつけたいのは、なるべく早く人脈を築くということ。フリーランスは自ら営業する必要があり、実務経験があったとしてもすぐに業務の依頼がある(業務委託を受けられる)とは限らないからです。会社員時代の上司・同僚やクリエイター向けの勉強会で知り合った人などと信頼関係を築けていれば、業務を発注してもらえることもあると考えられます。
そのほか、フリーランスとして活動するためには、業務の幅を広げるための努力も必要です。3DCGデザイナーならMayaや3ds Max、Unity、2DCGデザイナーならPhotoshopやIllustrator、Live2Dといったように、業務に役立つ知識・スキルを主体的に身につければ案件の選択肢を増やせるでしょう。
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